当初は「50歳だから五十肩」と高をくくっていた肩の痛み。しかしそのうち上着の脱ぎ着や、トイレでお尻を拭くだけでも肩に響き、痛みで眠れなくなってしまう……。整形外科での診断は「五十肩」ではなく「腱板断裂」。注射やリハビリも効かず、切れた腱をつなぐ手術を決心しました。

しかし手術は怖いもの。どんな手術になるのでしょう。今回は腱板断裂の手術の概要を掘り下げてみます。

①大きく切るのですか?

肩周囲に1センチほどの穴を4~5カ所開けます。この穴から内視鏡と手術道具を肩内部の腱板まで挿入して手術を行います。

内視鏡というと、胃カメラの経験がある人もいるでしょう。胃カメラでは、口や鼻からカメラを入れ、内部を外からモニター越しに観察治療します。

肩の内視鏡も同じ。胃カメラの肩版と考えると想像しやすいです。

 

②どのように腱をつなぐのですか?

ケガでキズが開いた場合、皮膚を針と糸で縫ってキズを寄せます。そのまましばらくすると、体の治癒力が働き、キズはくっつきます。

切れた腱板をつなぐのも同じ仕組みです。

ただし、腱板は骨との付着部で切れるので、つなぐのは柔らかい腱と硬い骨になります。

硬い骨に直接糸を通すのは大変ですので、代わりに腱板手術用に設計された糸付きのネジを骨に埋め込みます。ネジから出た糸を腱板に縫い付けることで腱と骨を縫い付けるのです。

 

③手術後すぐ動けますか?

足腰の手術ではないので、麻酔がしっかり覚めれば起きて歩いて構いません。胃や腸の手術でもないので、すぐに普通のご飯を食べられます。退院後はお酒も飲んでよいです。

ただし肩が激しく動くとつないだ腱が切れるかもしれません。

アキレス腱断裂の手術後は、ギプスで足首を固めて腱を保護します。一方、腱板断裂の手術後では、三角巾のような形をした自己着脱可能の特製装具で腕を吊り、肩の腱を保護します。

 

④抜糸しますか?

皮膚表面は術後1週間ほどで抜糸します。内部の腱板を縫った糸は、通常抜糸せずそのままにして問題ありません。

 

リオクリニックは2024年川崎市多摩区生田に開院いたしました整形外科クリニックです。

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上記内容は、月刊ゲンダイで当院院長安井Drが執筆していたコラム 「五十肩を徹底解剖する」から引用しております

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/health/353676

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